古い考えとそれにともなう結果についての手書きメモ

いざという時の失敗。その心は?

いざという時に実力が発揮できなかったという経験はありませんか?例えば、大事な試合で今一つ調子がでなかったこと、勝負のデートで空回りしたこと、会議で思うように発言できなかったなど、人それぞれあると思います。

そんな時、みなさんの意識はどこに向いていたでしょうか?過去のミスが気になって引きずられたり、相手の評価を気にしすぎたり、未来の結果を想定して焦ったりと、いろいろ思い浮かぶかもしれません。

今に意識を向ける

オフィスで瞑想を行うスーツ姿の男性
そういった失敗の原因は、過去の出来事、未来の結果、相手の評価など、外側のことに意識が取られ、今やるべきことができていないことにあります。

例えば、

  • 過去のミスが気になるあまり、ボールの動きに集中できない。
  • 相手によく思われたいと結果を焦るばかりに、一方的な発言になってしまう。

など。そんな心理状態であれば、うまくいくはずもないですよね。

そんな時は、まず、アサナ(体操)を通じて、意識を向けやすい肉体と呼吸に意識を向けるところから始めます。また今すぐ切り換えが必要な時は、呼吸に数回意識を向けるのも効果的です。

そうすることで、過去や未来、他人へ引きずられている心を、自分の肉体と呼吸に戻していくのです。アサナで、筋肉への負荷そして弛緩を感じる、呼吸を感じる。そこから生じてくる感覚を感じる。それを客観的にみることをつづけることで外に向いていた意識が、自ずと自分自身に戻ってきて、過去の記憶も未来の結果へのこだわりもどこかに消えていきます。

うまくできた体験に意識を合わせるポジティブ思考

商談中のスーツ姿の笑顔の女性
そうした邪魔をしていたものがおさまった時に、実力を発揮できなかった心の癖にアプローチしていきます。

失敗に意識が向きすぎているのであれば、その逆にうまくいったことをたくさん思いだせばいいのです。「ヨガスートラ第2章33節」には、”疑念に心が妨げられる時は、それに対抗する手段を念想し続ければよい”とあります。否定的な考えで心が穏やかでない時は、肯定的な考えに変えていくようにすればいいという考え方です。

人の脳は、ネガティブな記憶の方に意識が向いてしまう構造になっているようです。1つの失敗の記憶を消化するには、5つの成功体験が必要と言われています。

失敗したらそれ以上に、成功した記憶を思いだしてあげればいいのです。

私たちができるのは今に集中すること

森の中ではなたれる矢と的
ヨガの聖典のひとつ、「バガヴァットギータ」にもあるように、ヨガは結果を動機としない行為が基盤にあります。つまり、私たちがコントロールできるのは今の行為のみであり、将来の結果は神様のみがコントロールできるということですね。

ベストな結果を導くために、今やるべきことは何なのかを冷静になって考えて、やってみる。失敗しても、それを糧にしていくくらいの気持ちで臨んでみれば、案外スムーズにいくかもしれませんね。

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