仕事上手はコミュニケーション上手?!

  • お客様からの無理な依頼を断れず結果的には相手に迷惑をかけてしまう
  • 同じミスを繰り返す部下に感情に任せて叱ってしまう

これらのコミュニケーションの問題を、相手との「相性が合わない」ということで結論づけしてしまっているケースが多くみられます。しかしながら、仕事ができる人を見てみると、どんな相手でも円滑にコミュニケーションを取り、仕事の調整や指導をしているものです。

アサーティブコミュニケーションとは?

円滑なコミュニケーションの方法としてアサーティブコミュニケーション(Assertive Communication)があります。アサーティブを直訳すると「自己主張」になります。ここで言う「自己主張」とは単に自分の意見を押し通すということではなく、自分の要望を伝え、相手の要望も尊重しながら、調整するという意味合いです。

客観視と非暴力がヨガと共通する点

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以下に挙げるアサーティブコミュニケーションの手順は、客観視と非暴力という点でヨガと共通しています。
 

状況を客観的に見る

無理な依頼を受けた時、完全に拒否または受容といった極端な反応をしてしまうと、どちらかが納得できない不本意な事態になってしまいます。自分の置かれている状況を把握し優先順位を決めることがまず大切になります。

感情を客観的に見る

次に、感情を理解することが大切になります。「忙しいのに無理!」という怒りや「断ったら怒られるかも!」という恐れの感情を理解し、感情を相手にぶつけたり、抑え込んだりしないようにコントロールすることも大切です。

要望を伝える

最後に、状況説明を交えて相手に要望を伝えるようにします。拒否するでもなく、抱え込むでもなく、お互いが納得できるよう調整していきます。

ヨガでは観るもの(自分自身)と観られるもの(この場合、状況や感情)の混同がストレスを生むと考えます
自分自身と直面している状況や感情と距離をとるという点、また、感情によって他人と自分を傷つけないように調整していく点(非暴力=アヒンサー)でヨガと共通するところがあります。

調整力は、調和を生む


この「客観視と調整」はすぐにできることではないので、あきらめず努力することが必要です。

私もお客様相手の仕事をしているので、理不尽な要望を受けることがかなり多くあります。私の場合は、イラッとするパターンがあるので注意深く感情を観察しています。

イライラは、交感神経を刺激するため、副交感神経を優位にするよう長い吐く息を意識します。しばらく呼吸に集中していると、イライラがおさまりはじめます。そして、客観的に状況を整理していくことができます。イライラに任せていては感情の整理整頓ができません。

スケジュールに無理がある要望の場合は、提供できる日にちをお客様へお伝えします。特に急ぎの場合は、要望の50%を満たしたものを提供できる日にちをまずお伝えすることもあります。お互いが納得いくまでコミュニケーションをします。

慣れてくると自分の感情パターンがわかるので、このような調整作業を意識せずにできるようになります。自分の感情を理解し、それをうまく扱い、状況を整理整頓した上で調整していくことができれば、周りの人たちと調和していくことができます。このようなアサーティブコミュニケーションを是非お試しください。

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