身の回りも思考も掃除?「シャウチャ(清浄)」
年末の大掃除はしっかりできましたか?年始めは「汚れはきれいに落として、新年を迎えよう!」と思い、大掃除をしたと思います。そのキレイ、年が始まった今も保てていますか?

ヨガ哲学においても、身の回りをきれいにすることは、自分自身の幸せにとってとても重要なこと。私たちが幸せになるための手順を「アシュタンガヨガ(ヨガの八肢則)」としてヨガの聖典『ヨガスーラ』に記載は記載されています。

<アシュタンガヨガ(ヨガの八肢則)>
1:ヤマ(Yama/禁戒)・・・・・・・・・・・・・・・・日常(生活)を整える/日常でやってはいけないこと
2:ニヤマ(Niyama/勧戒)・・・・・・・・・・・・・・日常(生活)を整える/日常でやったほうがいいこと
3:アサナ(Asana/坐法) ・・・・・・・・・・・・・・身体を整える/ヨガのポーズをとること
4:プラーナヤーマ(Pranayama/呼吸)・・・・・・・・身体を整える/呼吸を整えること
5:プラティヤーハーラ(Pratyahara/感覚の制御)・・・身体を整える/五感をコントロールすること
6:ダーラナ(Dharana/集中) ・・・・・・・・・・・・精神を整える/考える対象を絞ること
7:ディヤーナ(Dhyana/瞑想)・・・・・・・・・・・・精神を整える/瞑想
8:サマーディ(Samadi/三昧)・・・・・・・・・・・・ゴール(幸せ)

ゴール(幸せ)とは何なのか?なぜ、幸せになるために、日常・身体・精神を整えないといけないのかなど、詳しく知りたい方は以下をチェック
>>>【キレイを継続大作戦(1)】どうしてキレイにするの?アシュタンガヨガ(ヨガの八肢則)

今回は、日常でやったほうがいいと言われているニヤマ(勧戒)のうちの、シャウチャ(清浄)の実践方法をご紹介します。
 
 

1)身の回りをきれいにしよう

身の回りも思考も掃除?「シャウチャ(清浄)」
まずは、物質的な清浄の実践です。

1:身の回りの整理整頓

部屋の中、身の回りを清潔に保ちましょう。水周りの水アカ、例えばカバンの底にゴミ見えないところに汚れはたまっていませんか?不潔な状態ではありませんか?また、いらないものを持ちすぎていませんか?

日常で汚れは出るのは普通。ただそれを放置して取れなくなるほど溜まってしまうのが問題。汚れはついたらすぐに落とすのが鉄則です。なので最低限、1年に1度、家中を掃除することできれいに保てるものです。

2:自分自身もきれいにしよう

身の回りの清潔さとともに、自分自身の身体もきれいに保ちましょう。半身浴をし汗をかき、普段洗っていない部分もきれいにしてはいかがでしょうか?例えば、アーユルヴェーダでは「オイル」を活用して汚れを落とすという方法があります。おでこにオイルを垂らしてリラクスする方法など、ご存知の方も多いと思います。

お家で実践できる簡単な方法をご紹介すると、ピュアオイルを綿棒に付けて、その綿棒で鼻の中、耳の中をやさしくマッサージしながら汚れを拭き取るというのもいいかもしれません。
そして、身体の外側だけではなく、内側も。新鮮な食物だけを食べるということが一番ですが、現代生活ではレトルトや揚げ物、添加物にお酒、摂取せずに暮らすのは難しいです。なので、どうしてもそういったものを食べてしまった場合には、お腹の中に未消化物を残さないように工夫しましょう。
>>>アーユルヴェーダ的★年末年始、暴飲暴食に備えて|やるべきこと5選
 
 

2)自分の言葉や思考もきれいにしよう

身の回りも思考も掃除?「シャウチャ(清浄)」
身の回りと自分自身の外側、内側を清潔にしたら、最後は自分の「ココロ」もきれいにしましょう。ココロも思考も、日常の生活の中でたくさんの刺激をうけています。例えば、汚い言葉や攻撃的な言葉、映像などはココロの中に知らないうちに悪い印象として積み重なってきます。知らず知らずのうちに自分のココロに垢のようにたまってしまいます。そのためにも、美しい自然を見て、動物などと触れ合い、そしてきれいで優しい言葉を使うことで、ココロの掃除をしていきましょう。

また、周りからの刺激だけではなく、自分自身が誰かを憎んだり、嫉妬したり、不幸を願ったりすることも自分のココロを汚してしまいます。自分を認め、相手を認め、穏やかな思考をもちましょう。
ただし、どうしてもそういった感情は、ムクムクと自分のココロに芽生えるもの。止められません。そんな時は、一度芽生えた負の感情をしっかりと受け止め、自分自身何を嫌だと感じているのは、それはなぜか、じっくりと自分を客観的にに詰める時間、つまり「瞑想」の時間を持ちましょう。

自分の思考は、自分で見つめてコントロールするしかないのです。そこには、救いの神も絶対的に正しい答えもありません。なぜなら、すでにみんな生まれながらに幸せで完璧なはずだからです。それに気づけるよう。自分自身を認められるよう、ゆっくりと自分自身を見つめましょう。
  
 

3)キレイを保つことは幸せな人生の土台作り

身の回りも思考も掃除?「シャウチャ(清浄)」
本当であれば、毎日全てをきれいに保てれば一番。それでも現代を生きる中で、どうしても毎日清潔に保つことが難しいこともあります。それでも年末は1年に1度のキレイに整えた貴重なタイミング。このキレイを維持していきたいですね。

でも忘れてはいけません。「掃除」はあくまでも手段です。目的は「幸せになること」です。周りをきれいにすると、自然とココロがすっきりします。自分自身の外面と内面をきれいにすると、思考がクリアになります。そうしてやっと、自分自身にゆっくりと向き合える時間がとれるはず。掃除をしながら、何か一つ「来年はここだけはキレイに保とう」と目標を決めるのもいいですね。

みなさまの2017年もステキな年になりますように。

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