笑顔でお腹を眺める妊婦のヨギーニ

妊娠期間中は毎日体の”重心”が変化する

 
ヨガ指導者のみなさん、「普通のヨガクラスをしていたら妊婦さんがきてしまった!」なんてこと、ありますよね?「今までなかった」という方も十分あり得る話でしょう。そんな時、マタニティヨガの指導法をバッチリ学んでいればベストですが、そうでない場合でも頭に入れておくと役に立つ知識をご紹介します。
 
まず大前提として、妊婦さんはお腹が大きくなるにつれ”毎日”体の重心が変化するそうです。妊娠していなくても毎日ヨガマットに立つと重心の感じ方は変わりますが、そうした微細な変化に加え、日々成長する赤ちゃんの大きさ・重さによって変わるのです。
 
 

ポーズはバランスが取りやすいように調整を

 
バランスを取りやすくするため足を開いて立つ
 
日々変化する体の重心に対応しながらヨガをするには、バランスが取りやすいように一つ一つのポーズを調整して指導する必要があります。
 
例えばタダーサナ。足を揃えてマットの前に立つように指導する流派もありますが、楽に感じる程度に足を開いて立つように伝えましょう。赤ちゃんの成長に伴い少しずつ骨盤が広がることで、足を揃えて立つと腰周りが窮屈に感じるためです。また、お腹が前にせり出しているため、足を開いていた方がバランスはずっと取りやすいのです。
 
加えてつま先の向きについてですが、これはまっすぐ前でも、内向きでも外向きでもOK。本人が心地良いと感じるように立ってもらいましょう。
 
 

重みからくる腰への負担にも配慮しよう

 
キャットアンドカウのポーズをとる生徒たち

続いて定番のキャット&カウ(猫と牛のポーズ)を例にあげてみます。特に注意したいのは、背中を反らせるキャットのポーズです
 
お腹が大きくなることにより妊婦さんの腰は常に反り気味の状態。かつ、重みで腰には大きな負荷が絶えずかかっています。よって、キャットの際は”腰は反らない”ようにします。
 
腹部は軽く引き込み、腰はまっすぐのまま、顔を軽く上げ、首や肩をストレッチする程度に留めます。カウは通常通りの指導で問題ありません。
 
そこから繋げるポーズとしてチャイルドポーズはもちろん有効ですし、人によってはダウンドッグが心地良いと感じる方もいるでしょう。これも普段腰にかかっている負担を軽くするため気持ちよく感じるでしょう。(※ただし、お腹は緩めた状態で行うこと。バンダは使わないよう指導します)
 
 

妊娠は十人十色!”心地良い”と感じることは人それぞれ

 
膝立ちで片足を前にランジする生徒たち
 
ポーズを問わず、妊婦さんへのインストラクションとして大事にするといいのが「あなたにとって気持ちいいと感じるようにポーズを取りましょう」ということ。妊婦さんは10人いれば、体の変化も、その感じ方も10通りあると言われています。
 
チャイルドポーズをする際もボルスターを使うバージョンと使わないバージョン、どちらが好きかと10人の妊婦さんに聞いたら必ず好みは分かれます。ヨガジェネレーションで「マタニティヨガ指導者養成講座」を担当しているエマ・グラント先生は「妊婦さんに何も言わずにボルスターを渡せば、自然と自分の好きな使い方を見つけるから心配は無用よ!」と笑いながら話していました。
 
「今日の私の体はどうか?何を必要としているか?」と自分に問いかけながらヨガをしてもらうことで、めまぐるしい体の変化で疲れた心身を癒す、穏やかなひと時を過ごしてもらえるでしょう。
 
ヨガが妊婦さんの健康のためにできることはたくさんあります。ご興味のある方はぜひ講座の情報をチェックしてみてくださいね。

マタニティに関する本を持つエマ先生

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