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「自然」から学ぶ知恵と、ヨガの融合
「5Elements Yoga」とは?【第4回】

大人気のヨガ・ティーチャー山本俊朗先生に、ご自身が創設した「5Elements Yoga」についてうかがう連続インタビュー。今回はその哲学的ベースとなる5つのエレメントから、「水」と「火」についてお話しいただきます!

 

「水」は統合。流動性のあるタマスティックなエネルギー。

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――「水」について教えてください。

水は流動性のあるエネルギーで、「統合」という特性があります。アーユルヴェーダ的には「地」と同じくタマスティックで落ち着いたエネルギーですが、そこに流動性が加わるイメージですね。精神面では【第2回】でお話しした仏教の「水五則」など、水の特性からの教えがあります。

フィジカル面では、下肢の動きにフォーカスします。具体的には、骨盤の可動性を高めることや、大腿骨と骨盤の安定をつくることなどを意識します。骨盤を前傾させ股関節を解放するアプローチが基本です。

骨盤まわりというのは、身体の中でも水分が多く集まる部分ですよね。ヨガでは感情もこのあたりに溜まるとされています。ここの流れをよくすることで、全身の状態をよくしていこうというアプローチです。骨盤まわりを動かしたり安定させたりするには下肢の動かし方が大切なので、そのあたりを意識したアーサナを練習します。

――骨盤まわりは上半身と下半身のジョイントでもありますよね。「統合」という特性からも、「水」で骨盤まわりにアプローチというのは納得です!

 

「水」は「味わう/咀嚼することの大切さ」を教えてくれる

――「水」は五感のどれとつながっていますか?

味覚です。飲んだり食べたりすることでエネルギーが流れていくイメージかな。そこからの教えとしてよく話すのは「味わう、咀嚼することの大切さ」です。与えられた情報や教え、エネルギーなどをまる飲みするのではなく、自分なりに味わい咀嚼しなさいということですね。言われたことを鵜呑みにすると、詰まりが生じたりきちんと流れなかったりします。

特にヨガでは、情報を咀嚼しないことがカルト的な宗教や妄信につながる危険があります。日本でも過去に実際ありましたよね。そういう意味でも、「味わう」ことはとても大切なんです。

 

「火」は熱。内側を燃やす力強いエネルギー。

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――「火」の特性や教えはどんなものですか?

「火」は熱や情熱。「水」と対になる要素で、内側を燃やす力強いエネルギーです。仏教ではそのまま「火」で、アーユルヴェーダでは「ピッタ」ですね。精神面では、熱をコントロールするという教えになります。「火」を灯さないと活動できないけれども、過剰だと火事になるでしょう?

たとえばヨガや日常生活では、目的意識や情熱は必要だけれども、それが強すぎると「利欲」となってしまいます。そうではなく、ただ練習することを意識することが大切だと「火」は教えてくれます。

――アーサナにはどんな特徴がありますか?

基本的には熱量を上げるような、力強いアーサナが特徴です。アームバランスやハンドスタンドなどが多いですね。骨盤を後傾気味にして腹筋群の強化を意識します。ヨガ的にいえば「ウディアナバンダ」を高める意識です。

ただし、「火」を高めすぎると背中が丸まってしまったり、力みすぎてしまったりします。ちょうどいいバランスに「火」をコントロールすることを目指したいです。要素としては「水」と対になるので、セットで練習するとわかりやすいと思います。

 

「火」は視覚とつながる

――五感では何とつながっていますか?

視覚です。ヨーガスートラにも描かれていますが、盲目にならないために「火」を灯すということですね。

toshi――そういえば、PCの画面を見ているときや何かに注目しているときなど、視覚に集中しているときって先ほどお話しいただいたように身体がグッと丸まっていますね!

うん。そういうときは「火」が強すぎるので、「水」を意識した動きや姿勢でバランスをとるといいわけです。鼠蹊部をバックして股関節を解放する、身体を開くような動きですね。たぶん、日常でみんな無意識にやっているとは思うんです。でもそれを意識的にコントロールできると、より楽だし効果も大きく違ってきます。意識的に自分で選択できるようにするためのツールとして、5Elements Yogaがあるんです。

続く【第5回】は、「風」についてうかがいます。

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