macro03-01.jpg

ヨギー・ヨギーニのための、ゆるマクロビオティック講座
その3 ~ マクロの基本、陰陽の考え方 後編

前回、陰と陽の、分け方のポイントをお伝えしましたが、今回は、それぞれの性質について。

陰と陽は引き合うという性質があります。

macro03-02.jpg陽性の強いものを食べると、自然と、逆の陰性のものがほしくなります。

例えば、
・味のしっかりしたお肉やお魚(陽性)を食べると、コーヒーやスウィーツ(陰性)がほしくなる。
・濃い味のおつまみ(陽性)の方が、お酒(陰性)がすすむ。
・お酒(陰性)を飲むと、なぜか締めにラーメン(陽性)が食べたくなる。

これらは、強い陰性と陽性が引き合っている例ですね。

また、
・秋から冬(陰の季節)には、体を温めるための陽性食品が必要になる。
・春から夏(陽の季節)には、体を冷ますために陰性食品が必要になる。

というのも、陰と陽が引き合っている例です。

・集中して仕事をする(陽性)と、リラックスしてゆるめる(陰性)が必要になる。
・ぼーっとしてるとき(陰性)は、ぴりっと引き締める(陽性)が必要になる。

ということもありますね、すべては陰陽のバランスで考えられます。

アーユルヴェーダでも、「春=カパの季節」「夏~秋=ピッタの季節」「秋~冬=ヴァータの季節」と捉え、
生活を変えることを勧めているので、マクロと似ている部分もあると思います。

これらの陰陽のバランスを考えて、食材や、調理法を考えていくと、
身体のバランスを取るのに、とても便利なんです。

例えば、ベジタリアン食をするとき、
お肉やお魚をやめると、体質によっては、体を冷やしがちですが、
そんなときは、海藻や根菜をしっかり取って、
逆に、熱帯性食品や、カフェイン、スウィーツ、お酒などを減らすとバランスが取れます。

■極陰、極陽を避け、できるだけ中庸な食物を

マクロビオティックでは、過度に陽性の強い(極陽)食物や、過度に陰性の強い(陰性)食物を避け、
できるだけ中庸の食物の中でバランスを取ることを勧めています。

前回も出てきましたが、下の表で言うと、右端や、左端の方は避けて、
できるだけ真ん中の食物を増やしていくということです。

macro02-04.jpg極陽、極陰の食物は、刺激が強く、バランスを取るのがむずかしいためです。
振れ幅が大きいので、心も、体も、おだやかな状態を保ちにくいのですね。

中庸の食物の方が、おだやかで体にやさしいのです。

これは、アーユルヴェーダで言うところの、
「ラジャス(動性)な食物と、タマス(惰性)な食物を減らし、サットヴァを高める食物を増やしましょう」
というのに似ていると思います。

昔の人々は、中庸の食べ物が中心でした。
日常的には、穀物と野菜が中心で、お肉やお砂糖は、特別な機会のみに食べるぜいたく品でした。

macro03-03.jpgところが、現代では、お肉や砂糖などのぜいたく品が当たり前になりました。
それで、陽と陰の振れ幅が大きい食生活になってしまったのです。

macro03-04.jpgこの状態で、バランスを維持するのは、とてもむずかしいのです。
それが、生活習慣病や、心の病の原因になっていると考えられます。

できるだけ、中庸に近づけた食生活を心掛けてみてくださいね。

極陰の食べ物、極陽の食べ物は、できるだけ減らす方が良いのですが、
どっからがいい、どっからが悪いという、明確なラインがあるわけではありません。
それは、人にもよるし、摂取する量や頻度にもよります。

ヨガと一緒で、ストイックにやるのも自由、少しだけ、取り入れるのも自由です。

自分で試しながら、自分のバランスを探してみてください!

次回は、
季節に合わせて、どんなふうに食べ方を変えたらいいか、
陰陽の考え方の続きをお伝えしたいと思います。
お楽しみに~。

 

<< 前の記事  | 次の記事 >>

ぬん

プロフィール
2002年、インドのバラナシを旅行中にヨガに出会い、ヨガがライフワークとなる。
2010年、久司道夫先生のマクロビオティック(KIJ)のリーダーシッププログラム(レベル1)を修了。
心と体の健康をテーマに、日々活動中。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加