世界幸福度ランキング上位「幸せの国デンマーク」

デンマークの町並み
2012年から毎年リリースされている国連の「世界幸福度ランキング」。これは、世界156カ国に住む国民の幸福度を、国別にランク付けしたものです。

実はこのランキングが2012年から発表されはじめて以降、毎年北欧が上位を占めています。その中でも注目したいのは、毎年上位にランキングされているデンマーク。一部では「幸せの国デンマーク」と呼ばれているほど、国民の幸福度は高いようです。

対して日本は2017年のランキングで51位。世界有数の経済国と言われるている日本ですが、順位はそれほど高くないように感じませんか?

このことから経済の規模や発展度合だけが、このランキングの表す「幸福度」ではないということがわかります。ここで表す「幸福度」とは何なのか?デンマーク人の暮らしから、日本人も参考にしたい「幸せな暮らし」について考えてみましょう。

デンマーク流ヒュッゲ(Hygge)

暖炉の前でくつろぐ親子
デンマークが「幸せの国」と呼ばれる背景には、デンマーク人が大切にしている生活習慣や考え方の象徴である「ヒュッゲ」があると云われています。
ヒュッゲは、デンマーク語で「幸福」や「心地よさ」などを表します。デンマークの寒い冬の乗り越え方として、古くから親しまれてきた文化の1つで、ゆったりとした居心地のいい空間をつくり、リラックスした過ごし方全般を指します。

  • 暖炉の火を囲み、ホットワインを飲みながら家族と過ごす
  • お気に入りの椅子に座り、本を読む
  • 自宅でパンを焼き、家族で囲む暖かな食卓
  • 暖かい部屋でキャンドルをともしながら友人と食事をする
  • 何もせず、自宅でゆったりとした時間を過ごす

どれも想像しただけ心が暖まるような、心地のいい時間です。これらの穏やかでストレスフリーな生活スタイルが、近年多くの国から支持され、欧米ではブームにもなっています。

幸せを感じるために大切にすべきこと

灯のともっているキャンドル
ヒュッゲなライフスタイルの根本的な考え方は、

  • 身の丈にあった暮らし
  • 足るを知る
  • 自分らしくいる

などの価値観からきており、それらは国民にも強く根付いていることが特徴です。

日常の中にあるささいな幸せや喜びをしっかりキャッチできる心のゆとりと、「今」を大切にする。それらが、幸福度ランキングで上位にランクインされる秘訣の1つなのかも知れません。

人生の選択肢がたくさんある中で、物事の選択基準を「自分の心地よさ」に置き、「人と自分を比べないこと」「自分のありたい姿でいること」を大切にする思考は、物欲では決して満たされることのないものです。

ヒュッゲは心豊かな日々への一歩

家族で食事をしている風景
様々な幸せの形がある中でデンマーク人が大切にしているヒュッゲは、多くの日本人が気にしがちな「他人の目」や「周りに影響されがちな価値観」を排除し、本当に自分自身が満たされるために参考にしたい考え方の1つです。

日常生活の中にあるシンプルで些細なことが、実は最高の贅沢であり、幸福につながるのだということをヒュッゲは教えてくれます。

  • 何だかいつも満たされない
  • 毎日忙しない日々を送っていて、心も身体も疲れている
  • 人に合わせてばかりで本当に自分がしたいことがわからない

そんな方は生活を見直すきっかけとして、ヒュッゲなライフスタイルを取り入れてみませんか?

【参考文献】
・ヘレン・ラッセル『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』(CCCメディアハウス)
・マイク・ヴァイキング『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』(三笠書房)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加