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妊娠は献身的に尽くすこと

ヨガスートラから妊娠・出産・子育てを考える

こんにちは!パブリックジャーナリストのMicoです。
私には双子の子どもたちがいますが、道を歩いているとよく
「大変だね~」と知らない人から声を掛けられます。

確かに双子育児は大変です。
同時に泣くと私も泣きたくなり、
右と左に分かれて走り回ると捕まえるのに一苦労です。
しかし最もつらかった時期は、妊娠期間

妊娠する前までは、
『赤ちゃんができると
天にも昇るようなうっとりした幸福感と、
お腹がふんわり膨らんで愛おしい気持ちでいっぱい♡』
と簡単に考えていたものです。

実際には、
バイキングでステーキを一気に10枚一気に食べて動けなくなったような圧迫感と苦しさ、
船酔いの10倍の吐き気で身体を誰かに乗っ取られ、
徹夜明けのようなだるさと眠気、
内側からメキメキと突き動かされ、
まるで自分の身体が自分のものではなくなってしまったような感覚だったわけです。

ヨガスートラからに書かれた”妊娠”とは?

献身的
今、妊娠中の方はどんな気分でしょうか?
想像通りの妊娠の感覚と同じですか?

ヨガスートラの中で母親の事が取り上げられていることが多くありますが、
その中でも妊娠について書かれているのは
クリヤーヨガの最後の部分です(パタンジャリのヨガスートラP145)。
「一つの魂を受け取って、それを9か月間養い育て、
やがてはそれをこの世に送り出す母親のようであれ。
その母親がもし、赤ん坊をいつまでも子宮の中にとどめておきたいと思ったら、
どういうことになるだろう?
それはすさまじい苦しみがあるだろう。
何かが熟してしまったら、それは次に手放されねばならない。
だから、献身こそがヨガなのである。」
とあり、
何事も「機が熟すまでは耐え忍び、
そのベストな瞬間に手放す
こともまた大切」
ということの例として妊娠が取り上げられているわけです。

機が熟してやっと妊婦生活にも慣れた頃に、
最大の苦しみと共に手放し=出産をするわけですから、
その妊娠期間は赤ちゃんのために身を捧げています。
命がけで過ごすことそのものが献身的に過ごしているとも言えます。

ところで、ヨガの目的は「心の作用の死滅」とスートラ冒頭に書かれています。
でも、心を止めるのが難しいので、
まずは「執着を持たないようにしなさい」ということが
繰り返し書かれているわけです。

「自分のところにとどめておきたい」
「何かを持つことは」辛いことだと書かれています。
確かに赤ちゃんをずーっとお腹の中に入れておいたら辛いですから、
執着はそんなイメージを持つと分かりやすいです。

ただし「他人に奉仕することに貪欲になれ」(P57)とあり、
奉仕活動は積極的にやるべきだということが言われてます。

でも、ちょっと想像してみてください。

ボランティア活動を積極的にやったとしても、
こんなに良いことしたんだから
今度は自分にいいことが起こるといいな~と思いませんか?
(私だけでしょうか・・・?)

見返りなく人にサービスをすることができる人が
この世の中にいるのでしょうか?
世の中のどんなサービスも、
世のためでもありますが、対価をもらっています。

ところが、母親だけは違うのです。
妊娠期間、身体を乗っ取られても文句も言わず、
熟すのを待って、出産では苦しんでも、
その後、怒りもせず喜んで赤ちゃんを迎えるんです。
可愛い笑顔の為にだけで、そこまでできるでしょうか?
理由はありません。
なぜなら献身的とはそういうものだと思うのです。

”熟したら手放す” その繰り返しが子育て

妊娠は人生の障害物
そして生まれてからは、毎日泣きます。
オムツ・ミルク・さびしい・暑い・寒い・眠れないと要求が始まり、
それにも応えます。

ある時、何かが熟して成長するので、
「おっぱいなんていらない!」
「自分で食べる!」
「自分でトイレする!」と言い出すわけです。

そんな時に、オムツをしたままにしたり、
いつまでも食べさせたりすることは、
臨月以上にお腹にとどめようとするのと同じです。

だから、熟したら手放して「自分でやる!」を
受け入れないといけないのだろうと思います。
でも出産と同じように、そこには苦しみが伴います。
失敗して泣かれたり、「イヤイヤ」と言われたりと、
こちらも随分苦しむわけです。

そして、私たちが辿ってきたように将来的には
私たちも大きくなった子どもから「母親ってうるさい!」と思われるわけです。
ところが、この手放しでのポイントはまだ早いのに
手放そうとしてもダメだということです。
その時期を見極めて、最大の苦しみをもってして生まれてくるのと同じく、
成長に合わせて手放すことが献身的であり、
母親であるということなのだと思います。

献身的に子どもへ接しているとうことは、
「熟しては手放して」を繰り返すということです。
苦しみながら出産したのと同じように、手放していかなといけません。

出産した時、やっと会えた嬉しい気持ちと共に
なぜかとても寂しい気分になったのを覚えています。
お腹がぺちゃんこで、
自分の中にもういないことが失ったような感覚にも似ていました。

そして成長のたびに何度も
この嬉しい気持ちとさびしい気持ちを繰り返していくのだと思います。
毎日ボタンをとめてきたのに、
「自分でやるの!」と言われたとき、
勇んでお友達の輪に入る時、自分でトイレをする姿も嬉しいような
少しさびしいような感覚です。

そして、そこには見返りなんてなくいつも献身的な自分がいるはずです。
母親としての自分を生きることは最大のヨガをすることとも言えますよね。

素敵なヨガライフを・・・心から

Mico

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