【アーユルヴェーダ】あなたは朝ごはん、食べる派?食べない派?

アーユルヴェーダ食事法のおすすめ朝ごはん:ドーシャ(体質)別

アーユルヴェーダ的には朝ごはん、食べる?食べない?どっちがいいの?

朝ご飯は食べる派ですか? 食べない派ですか?

食べたいけれど、朝起きるのが遅いため時間がなくて食べられないという方や、本当は食べたいけれど朝起きるのが遅くて食べられず、お昼ごはんまでお腹がもたなくて、午前中にお菓子をつまんでいるなんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

朝ご飯を食べた方が良いか、食べない方が良いかについては、専門家の間でもいろいろな説があり、一概にどちらが良いとは言えないのが現状です。そこで今日は、アーユルヴェーダ的な朝ご飯の考え方を見てみたいと思います。

アーユルヴェーダ的には朝ごはんの前にまずお白湯

アーユルヴェーダでは、まず、朝起きて1杯のお白湯を飲むことをオススメしています。これは、身体の中に暖かい水分を入れてあげることで、排泄を促し、消化を良くしてあげるためです。

その後で、朝ご飯を軽く頂くことをオススメしています。ただし、朝は排泄の時間と言われているため、あまり食べ過ぎないようにします。

朝ご飯には、煮込んだ果物やギーやジャムを塗ったトースト、しょうがや香料を入れた牛乳がオススメですが、厳密には、体質によっても、オススメの食べる内容や量は変わってくるようです。

体質別オススメな朝ご飯の摂り方

自分に合った朝ごはんの摂り方を知ろう
自分に合った朝ごはんの摂り方を知ろう

アーユルヴェーダでは「空・風・火・水・土」の5つの要素から全てのものが成り立っていると考えています。宇宙・地球がそうであるように、人の体もこの5つの要素から成り立っており、どの要素が強いかによってタイプが変わり、その要素の組み合わせで3つのタイプ(ドーシャ)に分類されます。

風と空エネルギーを持つヴァータ体質の方

気持ちを落ち着かせ、午前中のエネルギーをしっかり蓄えるためにも、栄養のある食事を摂るのがオススメ。3つのタイプの中では、一番しっかり、朝ごはんを食べて良いタイプです。なるべく、油やオイル、バターやギーなどの油分を摂取します。

ヴァータタイプの人が朝ごはんを抜くと、午前中はエネルギー切れを起こしてしまいます。またシリアルなどの軽い食材もエネルギーを貯めることができないので、ごはんなどの重みのあるものをしっかり摂りましょう。

火と水エネルギーを持つピッタ体質の方

空腹の時間が長くなってしまわないように、軽めで良いので朝食は摂るのがオススメ。塩分などのスパイスや刺激のあるもの、カフェインはなるべく控えましょう。

果物も柑橘系のような刺激のあるものではなく、バナナのような甘味のあるものを摂りましょう。

水と地のエネルギーを持つカパ体質の方

食べ過ぎると身体が重くなったり、眠気を感じたりしてしまうため、おなかがすいてなければ朝ご飯は食べなくても大丈夫。もしくは野菜ジュースなど飲み物だけでも摂ると、消化に負担がかからず、持っているエネルギーを必要なことに使うことができます。

冷え性の場合には、冷たいヨーグルトや牛乳などの乳製品は控えましょう。

ただし、「朝ごはん必ず食べる」「1日2食なので朝ご飯は食べない」と決めるのではなく、年代や運動量によっても必要なエネルギーやタイミングは変わるので、その日の体調や起きた時の身体の状況に合わせて決めるのがオススメです。