よしみ:止まっていた歯車がひとつ、動きはじめた音だったのかも。
よしみ/愛知 (パブリックジャーナリスト)
2006年2月
バレンタインデーが過ぎ、まだ寒い日の朝。
am10:00
私はベットの中でうずくまりながら友人に電話をかけた。
「今日も行けなかった・・・・」
当時、通院していた病院で処方された薬の副作用で朝、起きられなくなり、
この日も会社を休んだ。
外見はいつもと変わらないのに、怪我をしているわけでもないのに、
働けない自分が情けなくて悔しくて、どうしようもなかった。
目を真っ赤にさせて悔し涙を流し、泣き疲れて、また眠る。
日が沈みかけた頃にやっと目を覚まし、夕方のニュース番組をぼんやり眺めながら食事を取る。
ごくわずかな親しい人との関わり以外、社会とは接点がなく、
まさに「ドロップアウト」という言葉がぴったりな生活。
そんな毎日の「目標」は「太陽の光を浴びること」
たとえパジャマのままでもいい。
バルコニーに出て、太陽の光を浴びよう。
それができたら、次の日は着替えをして、日の光を。
それができたら、一番近いコンビニまで行こう。
それができたら、地下鉄の駅まで行こう。
そしたら、カラダを動かしてみよう。
『一週間通い放題チケット! ¥3500』
きれいなヨガスタジオ。
はじめてヨガをした。
はじめてのシャバアーサナ。
その直後、私の中で確かに聞こえた音。
「ゴトッ・・・・」
止まっていた歯車がひとつ、動きはじめた音だったのかも。
それから毎日毎日スタジオに通った。
ゴトゴトゴトゴト・・・・・
気持ちよく歯車がまわり始めた。
そして今は、ときどき暴走しそうなぐらい、歯車が勢いよくまわることもあるけれど(笑)




















