PRISON YOGA PROJECT ワークショップ in サンフランシスコサンフランシスコの観光名所といえばかの有名なマフィアのアル・カポネも収容されていた脱出不可能な監獄島アルカトラズ島がよく知られています。
ここで「ご当地ヨガ」ともいうべき「PRISON YOGA PROJECT」というワークショップが開催されるのを知って迷わず参加しました。
サンフランシスコ最大手YOGA TREEのカストロ地区にあるスタジオで3時間にわたって行われました。
カストロ地区といえばゲイタウンで有名なので少し緊張していたのですが、6色のレインボーフラッグがはためいて明るい印象の街です。
PRISON YOGA PROJECTの創始者JAMES FOX氏が約1時間にわたりスライドを用いてプレゼンテーションしました。
PRISON YOGA PROJECTとはカリフォルニアを中心に刑務所施設やリハビリ施設でヨガの時間を提供することによってそれぞれ個人に気づきをもたらし、肉体的にも精神的にもよりよい人生をおくる助けとなることを目的としている活動です。
今日のテーマは「A PATH FOR HEALING AND RECOVERY(癒しと回復への道のり)」。
スライドには実際に囚人の方がヨガをする様子の写真なども映っています。
囚人達というのは強い抑うつ感、不安感、悲嘆、罪悪感、攻撃性に収容後も苛まれています。
ヨガの時間を持つことによって、肉体的にだけでなく精神的にも改善が見られ、自己受容やセルフコントロールさらにはインナーピース(内なる平和)という気づきを得ることができたという実例が挙げられていました。
囚人の方たちあるいはリハビリ施設にいる方をひとまとめにするのは個人的にはどうかなという気もしますが、共通するのは「閉塞感」だと思われます。
その閉塞感を打ち破るのがヨガなのでしょうね。
プレゼンの後はPEDRO FRANCOによるキルタン(マントラなどをコール&レスポンスで唄うこと)。
人生なんてダンスさそして僕らはダンサー
人生なんてゲームさ
そして僕らはプレイヤー
人生なんて夢さ
そして僕らは夢見る人
(日本語訳 BY MINAYOGINI)
一見投げやりな歌詞に思えるかもしれません。
でも囚人には終始「加害者」であるという思いがつきまといます。
被害者にはもちろん、加害者にだって苦しみはある。
しかも癒されることがないから終わりがない
だからこれくらいのスタンスの歌詞が必要なのかもしれません。
続いてアーサナの時間。
後屈系を多用している点とインストラクションに床とか天井という無機質な言葉の代わりに大地とか空という大自然を感じることのできる言葉を使っていた点が印象的でした。
後屈系のバリエーションとして、戦士のポーズ1の際に両手を頭上にあげる代わりに、手のひらを上にして両肩の横に左右大きく広げて顔を上に向けて天を仰ぐポーズをとりました。
とてつもない解放感を感じました。
最後にショートメディテーションの時間。
「ヨガのゴールはつまるところ自由なんだ」。
自由といってもつかみに行く自由ではなくてもともとそこにあった自由。
MINAYOGINIのヨガクラスでも大切にしているのは「ありのまま」という感覚。
理想像に向かって自分を鋳型にはめ込むのではなく、もともとそこにあるありのままの自分に気づく時間をシェアしたいといつも思っています。
自分がヨガを通して表現したかったことって「ありのまま」=自由だったんだと改めて気づくことができました。
私たちは囚人になる機会はなくても(あったら困りますが)、誰でも社会の組織の一員でいることにある種の閉塞感を持ち、囚われの気持ちを抱くことはあるはずです。
このワークショップは今後ヨガをシェアしていく上で、また現代社会においてサバイバルしていく上で非常に重要で示唆に富む内容であると感じました。
PRISON YOGA PROJECTのサイトはこちら
>>> http://prisonyoga.com/
MINAYOGINIのブログはこちら
>>> http://ameblo.jp/minayogini/
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