あなたはどっち?"積み重ね"と"繰り返し"
こんにちは。パブリックジャーナリストのAIKOです。
昨年まで私は東京でOLをしていました。同じ時間に起き、同じ時間の電車に乗り、同じコンビニでお茶とお昼を買って、そして同じ時間に会社に着きます。タイムカードを押して、いつもと変わらないメンバーに朝の挨拶。そして、メールチェックをして、一日の業務がスタートします。そして、日中はいろいろとあるものの、とびきり変わったこともなく、そして定時がくると、「そろそろ終わる準備をしよう」と思いだし、それでも終わらず残業をして、帰宅する時間は8時過ぎ。遅い時は11時を回っていることもありました。
ここまで読んで、そうそう私も同じだと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
北村薫著「ターン」という小説が私は大好きなのですが、ある一節にこうあります。
"もし、一年ごとに職業を替えなくちゃあいけないって法律が出来たら、
人生を振り返る時も、色合いが随分違うものになるでしょうね。"(『ターン』北村薫 平成12年7月1日発行)
まさに私はそうだと思ったのです。だから、彩のある人生にするには多くの経験が必要だと思い、会社勤めをしている頃は、お料理教室だの書道や簿記、カラーコーディネーター、そしてヨガとあらゆる習い事をしてみたものです。
しかし、ヨガをしていて気付いたのです。ヨガのスタジオでは、ポーズの組み合わせや、その日のレッスンの意図が違うにしろ、やることは体を縮めたり伸ばしたりの繰り返し。
今私がハマっているビクラムヨガに至っては26個のポーズを2回ずつ繰り返し90分で終わりです。毎日毎日やったところで、誰からほめられるわけでもなく、なにか成果があるわけではないのに、それを"繰り返し"とは感じず、むしろ"積み重ね"に感じるのです。
もしも一年ごとに職業を替えていたら、人生の色合いは違うかもしれません。でも、残るものも何もないのです。というのも、簿記は途中でやめましたので、今となってはその参考書が誇りをかぶっているだけになっていますから。
同じ場所で、同じようにする中で、微妙な違い、気持ちの変化、メリハリを感じるからこそ、
"積み重ね"ができるとヨガから学びました。
早くに結婚した私の友人は、毎日の生活がつまらないといいます。本人がそういうのですからきっとつまらないのでしょう。それをとやかく言う事はできませんが、もしも"一年ごとに結婚相手を替えなければならない法律ができたら、人生を振り返る時色合いが随分違う"でしょうか?違うかもしれませんが、残るものはあるでしょうか。
その同じ場所で、同じ相手と、"繰り返し"ではなく、"積み重ね"をすることができたら、
きっと人生には色合い以上に、深みがでるように思います。
私にとって、それは家族であり、友人であり、そうした大切な人たちとは、
ヨガと付き合うように"積み重ね"をしたいと思います。
ヨガのポーズは、今日の体調、今日の心、今日の自分によって変わってきます。ヨガと向き合うことが辛くなる日もあります。でも、毎日毎日同じことを体と心と対話しながら、伸ばしたり、縮めたりを呼吸とともに繰り返します。
そんな時、ふと人間関係もこういうものだと思うのです。自分がもっと伸ばせる、高く足を上げられる、今日はいいぞ!と思っても、呼吸が止まって、バランスを崩す。それと同じように、自分が相手に伝えたい、相手と分かり合いたいと思っても、その相手が席についてないことだってあります。
呼吸と動きがうまく合って、バランスが取れることがあるのと同じように、自分が向き合いたい人と意気投合できることもあります。同じような繰り返しに見える毎日の中の微妙な変化を感じ取り、そしてそれをキラキラした大切な結晶として積み重ねていけたら素敵だと思いませんか?きっと素敵なポーズが取れる日が必ず来るのと同じ様に、素敵な何かが残るはず。
そういうことを教えてくれるヨガはとても素晴らしいと思っています。
是非素敵なヨガライフを・・・心から
-AIKO-






















