ついつい無理してしまいがちな、あなたに:Vol,2

xo.gifついつい無理してしまいがちな、あなたに:Vol,2

私は学生のころからダンスをしていたこともあって
とにかく柔らかく、どこまでも延びていく身体にあこがれていました。
ぺたーと胴体が前方についてしまう開脚
や、頭と足がくっついてしまう前屈
でも、レッスンやストレッチで無理をしてしまい、
足の付け根を3度、左ひざ、右ひざ、右の股関節を痛めてしまいました。

原因が無理をしていて、というのは分かるけど、
じゃぁ普段の生活で「無理をしない以外になにかないのか」と模索していたときに、
気づいたのです。
ダンスをしている頃は全く気づかなかったのですが、
私、極度の偏平足から、ひざが大きく内側に曲がっている「X脚」だったのです。
なので、土踏まずの筋力不足で足首が内側に倒れ、それに引っ張られてひざも内側へ傾いて痛めてしまったと思われます。

でも、ヨーガの「じっくりと自分に向き合う、探求する」という考え方が、
それを気づかせてくれました。
もしあのまま夢中になってダンスをしていたら、
きっと膝はボロボロになっていたでしょう。

O脚ぎみの人は、まず、
足指の人差し指が、どっちの方向を向いているか、見てみてください。
親指の方へ近くなっていませんか??

フローリングの溝など使って試してほしいのですが、
かかとの真ん中を、溝に当ててみると、その延長上にぴったりくるのが、
実は人差し指なのです。
もしくは、親指と人差し指の間。
そう、下駄の鼻緒がちょうどくるところに、溝が当たるはず。
下駄は、鼻緒を足指の間に挟んで履きますが、
あれがなぜ親指と人差し指の間だったか、なぜあんなデザインかといえば、
ただ単に一番大きい指と2番目に・・・とかいうことではなくて、
下駄は本来、足のサイズよりもちょっと短めのを履き、
かかとが半分出るようにして履くものだったようです。

つまり!
かかとの半分=真ん中から、まっすぐ線を引っ張ったところでバランスをとれるところ
=親指と人差し指の間 に鼻緒が来るようにしたんでしょうね。
あー日本の服飾アイテムってなんてうまくできてるんだろうと感心してしまいます。

そして、重心が大きく外へいかないよう、
かかと~人差し指(もしくは鼻緒ポジション) までまっすぐ線を引いてるようなイメージ
で立っていきます。
この時に足裏と床の間に手を入れて実際に足裏をちゃんと手でさわって
頭の中のイメージと足の筋肉・骨の動きをマッチさせてみるのです。

実際に足裏の下に手を入れるアーサナがありますが、
あれを考えたお師匠は天才だなと、こっそり思っていました。


偏平足な人が陥りやすいのが土踏まずがつぶれてしまうことですが、
これを支えてくれるのが、
親指の付け根にある母子臼と、薬指にある小子臼です。
母子臼は大きいので比較的意識しやすいのですが、
問題は小子臼です。
このことに限らず、大事なことほど分かりにくいものです。

薬指はとてもこわばり縮みやすいので、
まずまっすぐに置いて、そして付け根から軽くつまんで、さらに軽くちょっとだけ持ち上げてみます。
ここでつってしまったら決して 無理しないでください。
軽く持ち上げると、土踏まずがとても刺激されてしっかりと起きてくれます。

足裏のかかと、母子臼・小子臼は、
その3点で三角形の形状をしていますが、2トップの母子臼・小子臼のどちらかの支えが消えてしまうと
バランスを崩しやすくなってしまいます。
大きさとしても小子臼のほうが支えが弱くなりがちですので、

例えば
・足の間にティッシュやウレタンを挟んで歩く
・5本指靴下をはく
・足首から先のマッサージをする

など、足先の筋力を強くする習慣を身につけておくと、
前述した膝への負担がぐっと軽くなると思います。

立った前屈はとかく深く倒れようとしたり、
手をうしろへまわしてふくらはぎをつかんで負荷をかけようとしまいがちですが、
その前に、

足指がちゃんと開いているか
人差し指の位置→かかとの延長上か、下駄の鼻緒ポジションか
(O脚の人は)母子臼が浮いていないか、外側に重心がかかりすぎていないか
(X脚の人は)薬指がちぢんでないか、土踏まずがつぶれていないか、足首が内側に倒れてないか
そういった点にも、
ぜひ、最初に言ったとおり「目を向けて」気にしてみてください。

 

堀 恵宮郁(ほり えみい)


 

Recommend