あなたはカラダにどのような言葉をかけていますか?
「もう、年をとったらアカンな」
デイケアセンターで介護予防のための
ヨガをしていたときのことです。
一人の女性がしきりにこぼすのでした。
「70までは元気やったんや。
けど、それを越えたら膝は痛むし腰は痛いし、
ほんま年にはかなわへんわ」
ぼやき節は止まりません。
そうしたら周囲の女性たちがこう諭したのでした。
「アンタ何を言ってるの。まだまだ若いんやから
アンタがしっかりせんとどうするの」
おかしいでしょう。
嘆きぶしだった女性は85歳、 日本人女性の平均寿命を越えています。
そして、周囲の3人の女性たちは何と91、92、95歳。
みなさん足腰もお達者です。
グループでこういったワークをすると
そのつながりのなかで面白いことが起こってきます。
85歳の女性にとってはまさに目からウロコだったでしょう。
ご自分が「まだまだ若い」何て言われるのですから。
そしてこの方は90代の女性たちに刺激され、
ヨガレッスンに真剣に取り組みはじめたのです。
まもなく膝や腰の痛みが軽減したのです。
姿勢が良くなっていったのです。
アメリカのナーシングホームでの研究結果ですが、
人間は90を越えてもなお、適切なトレーニングにより
体力は向上するというデータが発表されています。
こう考えると「老化」とは不思議な言葉です。
ご年配の方でも元気ハツラツにされている人がいます。
20代30代でも、カラダの衰えを気にしている人がいます。
言葉がカラダを導いているように思えてなりません。
あなたは自分のカラダにどのような言葉をかけていますか?
「いま、ここ」にあなたとあなたについてきたカラダがあります。
老化に向かうのも、健康に向かうのもあなたの言葉が大きく力を持ちます。
「もう年かな」
「年々、体力が衰えてきた」
「カラダのラインが崩れてきて」
「このごろ調子がよくって」
「元気、元気」
「私は若い」
何でも結構です。カラダが喜ぶ言葉をかけてあげましょう。
そこからはじめましょう。
そうすることであなたは健康への流れに乗ります。
生活習慣が自然と変化し、必要なエクササイズや健康法なども見つかるでしょう。
85の女性に起きたことは奇跡でもなく、
誰にでも起こりえるのです。
- 槇野進也 -






















