こだわりを捨てて、今(アタ)を生きるとは・・・

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こだわりを捨てて、今(アタ)を生きるとは・・・

インド旅行に行ってきました。
今回はその時のエピソードで印象に残っているお話があるので記事にします。

110113-02.jpg今回のインド旅行で、私はスタールビーという石を買いました。

インド人はよく宝石をつけているイメージがありますが、それはお寺のお坊さんに占ってもらい、その時の運命を良くする石を告げられて買うのだそうです。私もそんな経緯でツアーガイドのグプタさんに占いに誘われ、お坊さんに占ってもらい、スタールビーが運命を良くすると告げられ、購入しました。

実は、最初その話を聞いた時、私は「宝石は買いたくない」と言いました。なぜなら、すぐに宝石をなくしてしまうから嫌だったのです。

するとグプタさんは夕食の時に言いました。「宝石でもなんでも形あるものも、ないものもなくなったり、壊れたりするよね。日本人はそのことにこだわる人が多い。」というのです。でも、なくしたら探し、壊れたら直すことは私にとって当たり前のことに感じていたので、それを"こだわる"と表現したのは意外でした。だって、大事なものをなくしたら忘れ物係に問い合わせしますからね。

だから、「どうしてそれがよくないことなのかしら?」と聞きました。するとグプタさんは、「インドの哲学なのか、インド人の考え方なのかはわからないけど、なくしたものがあったとしたら、そのものが果たす役目を終えた証拠だと考えるんだよ。そのものが自分にもたらした効果を大事にすればそれでいい。」と言うのです。


その時私が感じたことを日記に書いていたので紹介します。

どんな人も経験があると思いますが、恋愛相談を人から受けることがありますよね。私もたまに友人から恋愛相談を受けます。例えば、「彼もしくは彼女が○○と言っているけど、自分は相手にこうしてほしいと思う。」や「相手はもう自分への愛情はないと言うけど、自分は一緒にいたい」という話、相談されるだけではなくて、そんな気持ちを誰でも経験したことがあるのではないと思います。これは本当に相手の事が好きだからなのでしょうか。私はこれを相手に対する一種の"こだわり"だと思ったのです。

なぜなら、インドでの<役目の話>から考えると、恋愛も自分が相手にしてあげられることがあるから、繋がっているし、もしも心が離れてしまったとしたら、お互いにその役割を終えたからと考えられるのではないでしょうか。また、別れに嘆くのではなく、それまでに相手とともに居たことによってもたらされた効果を大事にできるかどうかが、"こだわり"を捨てることにつながるように感じたからです。つまり、してくれたことによって成長できたことや感動した事に感謝することの方がずっと大切だと感じたのです。もちろん、それは恋愛だけではありません。人間関係やものや景色や食べ物や呼吸するための空気にも言えることなのではないかと思います。

110113-03.jpgそして、もうひとつこの話を聞いた後、インドで、あるグルのところでヨガクラスに参加したのですが、その時に"こだわり"を捨てることはヨガの中で練習できると気付きました。

アーサナはインストラクターがシークエンス(ポーズの組み合わせの流れ)に従って、次へ次へと進め一つのクラスを構成します。ポーズをとるとき、つい"うまくやってやろう"と思ったり、きれいな形をめざしたりしてしまいます。ところが難易度の高いポーズになると嫌気がさしたり、頑張ってポーズをやったあとのポーズは手を抜いたりすることがあるのではないでしょうか。これも"こだわり"を捨てることによって、どのポーズも常にニュートラルに行えるようになると感じました。というのも、どのポーズも体に働きかける効果があり、それを最大限にするために100%で行えば、例えうまくできなかったとしても、100%でやろうとした一瞬前の自分と、アーサナの効果に感謝できると感じました。ヨガのクラスでうまくやってやろうという"こだわり"を捨てることは、今を最大限に生きていく精神を体感する絶好のチャンスに感じたのです。

最後にグプタさんはおっしゃっていました。
「あなたがインドにきたことにも意味があるよ。僕がガイドで、日本からきたあなたたちをどうやってもてなして、空港で別れたあと僕がどんな効果をもたらす事が出来るかを真剣にいつも考えるんだ。だからガイドの仕事は本当に楽しい。」

この言葉に私は本当に感動し、そして感謝しました。

周囲にあるすべてのものに、今この瞬間何が出来るのか、そしてどう向き合うのかは自分次第です。その出会いに感謝をして精一杯接して、大事にしていきたい。そして、過ぎ去ったものには意味があると考え、それが残してくれたものに感謝をしたいと心から思いました。そんな素敵な旅行に感謝をして、この一年ヨガを通して、また通さない場合でもあらゆる出会いを大切にしていきたいと思いました。

AIKO

 

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