高橋由紀 | ヨガ的育児 ⑦ ~出産は最高のヨガ(4)~

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高橋由紀 | ヨガ的育児 ⑦
出産は最高のヨガ(4)

前記事では、私の出産経験をつづった日記を一部紹介させていただきました。
今回の記事では、お産の経験とヨガ的な体感の「つながり」について書きたいと思います。

お産はまさに「ヨガ」であり「サーフィン」のようでもあります。
みなさんは、波乗りをしたことがありますか?
私はサーフィンぜんっぜんへたっぴで経験も少ないですが、「お産」はたとえるなら「波乗り」のようだなと感じました。

「陣痛」という自分でコントロールすることのできない自然の波に対して、カラダと心、そして呼吸をどれだけ自然にあわせられることができるかにかかっているように感じます。

サーフィンをしていて面白いなぁと思ったのは、波に乗るまでに自分で波をこえて、波乗りポイントまでたどり着かなくてはなりません。

そして、ただ「波」を待つ時間。

待てど待てど、波が来ない日だってあって、それは自分の都合に合わせてくれたりはしません。私たち人間がただただ「しぜん」にあわせてゆく練習のよう。

そしてやっと巡り会えたと思った波にも、うまく乗れる時も乗れないときもあって。

それは、まるで人生みたい。

そこで学ぶことは、人生のあらゆるシーンにも共通していて...
それは「お産」にもいえます。

何事も、大切なものは簡単に手に入らないんですよね。

インターネットでなんでも欲しいものが買えて、電話一本でほかほかのご飯が届くし、Wii-Fitでヨガの練習だってできちゃう時代だけど、本当に大切なものや大切な経験は、もっともっとオーガニック。

人も動物なんだな、と感じる時間。
自然にふれる時間は、そんなことにふと気づかせてくれる瞬間でもあります。

 十月十日、お母さんの胎内で自然を感じて生きる赤ちゃん。

ウミガメやサンゴの産卵もそうであるように、人間も多くは、満月満潮時に「誕生」のときを迎えるといわれています。
それは私たちに残された動物としての感性ではないでしょうか?

そして繰り返される陣痛、寄せては返す波のように、訪れるその痛みの向こう側には、愛しい赤ちゃんとの対面が待っています。
いよいよ赤ちゃんが生まれるというクライマックスの時を迎えると、まさに波乗りを楽しむかのように、波にあわせて自然にカラダが動きます。

大きなうねりの中で、しぜんと呼吸をあわせ、身体の中心から起こる大きな波にあわせていきんだり、ゆるめたり、それはヨガの呼吸法やバンダの練習にとても似ています。みぞおちからへそ下、会陰のチャクラを引き締めたりゆるめたりする練習です。それ以外のところはできる限り力を抜いて、リラックス。それがうまくできると赤ちゃんもママも気持ちよく楽にお産ができます。

 私の経験では、まさに
「出産は最高のヨガ」だなと感じました。

 みなさん一人一人の出産を、最高のヨガにするための練習でお勧めなのが、「丹田呼吸」と「骨盤底筋群のセルフコントロール」です。

丹田呼吸の練習についてはこちらに掲載してありますので、よかったら参考にしてください。

私はこれから、ひとりでも多くの人に「出産」を「最高のヨガ」にする練習を広めていきたいと心から願っています。

そしてその最高のヨガを感じる瞬間に、最大に私のカラダを感じさせてくれたヨガの師は、ほかでもない愛しいわが娘・美月でした。

彼女は、これまでであったどんな素晴らしいヨガの先生よりも的確に深く身体の中心をその命をかけて教えてくれたのです。産まれいづることで私にカラダの中心を教えてくれた人。

そして、産まれてからの日々の生活の中で、生きるヨガの知恵を授けてくれる人。
肉体的に精神的にヨガの理解を深めてくれた唯一無二のヨガの師です。

娘はいまでも私にヨガを与え続けてくれています。
「こども」は「しぜん」で「愛」をたくさんもって生まれてきます。

私のもとに生まれてきてくれた娘に、ありがとう。
高橋由紀

yuki_mama_3.jpg高橋由紀

身体の不調から自身の体質改善のためヨガをはじめ、病を克服。
ヨガ歴12年。
一児の母。
日本におけるベビーヨガの第一人者として活躍。


個人オフィシャルサイト
YOGA Life―チャクラひらいてる?/
Baby Yoga Associate(ベビーヨガアソシエイト)



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