
「ローラのガラパゴス旅行記」Vol,9
2008年11月8日(土)・9日(日)
エクアドル、グアヤキルを去る日の朝、最後にもう一度Continental Hotelのカフェテリアで「牛の血のスープ」を飲んでみた。うまい・・・。そして、今度は南米をじっくり回りたいなあと思う。空港へ行き、チェックイン。ゲートに向かうと、電光掲示板に、乗るはずの便名がなかなか出てこない。離陸予定時刻の11:45になって、やっと出たと思ったら、なんとそこには「DELAY」の文字が。そして我が目を疑ったけど、14:45発と書いてある!もっと早く言ってよ?。そんなに時間あれば市内観光がもう少しできたのに・・・。どうしたら3時間も遅延になるの?と呆れる。でも乗れないものはしょうがない。マイアミでの乗り継ぎがかなり余裕を持って組まれていたので、本来であれば6時間くらい待つことになっていたのが3時間短縮され、その分未練たっぷりの南米(空港だけどさ)にいられるのだと思えば、まあ納得できなくもない。
しょうがないので本を1冊読んで、カフェテリアでサラダを食べ、この時間を利用してガラパゴス滞在について、日記とは別に色々書いてみようとノートを開く。書き始めたら、初日からそれまでのことがエンドレスに、おもしろいくらいもれなく、鮮明によみがえって、その後の4時間のフライト中もずっと、一心不乱に書くことができた。神が降りたような集中力に自分でもびびったし、右手はもちろんじんじんと痛くなったけれど、ダラスに着く頃には1週間分の出来事を思い出せる限り全て書ききっていた。(ちなみにそれと現地で書いた日記が今回の旅行記のベースになっています。)
マイアミの空港では、どこもかしこも人で溢れ長蛇の列。土曜日だからかな?そのため思いのほか時間がかかり、次の便に間に合わないのではないかと焦るくらいだった。ゆっくり本屋くらい物色したかったのに叶わず・・・。
マイアミからダラスに到着したのは23:30。そこから荷物を受け取ってホテルのシャトルバスに乗って、やっとホテルの部屋まで着いたらもう午前1:00。
真夜中のシャトルバスからは、半月が見えた。ガラパゴスで見たほどの強い輝きはないけれど、月は月だ。日本からだって見える。あー、ちょっと安心、とまた懐かしくなってセンチメンタルな気持ち。この辺も遠距離恋愛っぽい。
ダラスで一泊するため、ウェスティンホテルを予め予約しておいた。目論見としては、もしガラパゴスが楽しすぎて帰りたくなくてもちゃんとしたホテルが待っていれば帰路に就くモチベーションになるだろうし、逆に万が一滞在中ものすごく疲れたりイヤなことがあってへこんでても、ここで一旦元気になれる。いずれのパターンにも対応できるようにと選んだホテルだった。結果はもちろん前者だったけど、正直なところ、1泊だし深夜に着いて早朝出るので、もっと空港から近い安ホテルでも良かったかな?という感じ。せっかくのヘブンリーベッド、ゆっくりしたほうが満喫できただろうに。でもシャワーのノズルが何やら二段構えのすごいやつで勢いよくお湯が出て、設備もきれいで豪華でよかった。そしてシャワーのお湯がエクアドルよりいいのはすぐ分かった。(Continental Hotelの水道水は目に沁みたのです...恐ろしい)水道水の水質がいいのは先進国の証。(勿論もともと水のきれいな地域だと話は別だけど)インフラ整備の良し悪しは国の豊かさを反映しているんだな?、と思いつつトイレに使用済みペーパーを、久しぶりに流した。
翌日起きると、ホテルの窓の外は、テキサスの大地、一面の地平線!昨晩は暗くて分からなかったけれど、ひたすらフラットで、高速が伸びているだけの景色。9階だから見晴らしがいい。広い、でかい、北米。実は北米も人生初だったので、スケール感・空気感が新鮮だった。
昇ったばかりの太陽が輝いていて、素敵。
そこで思いついて、太陽礼拝を簡単にやってみた。大きな景色と朝日に敬意を表して。
ギリギリまで寝たので、朝食も食べずに空港へ。成田行きの飛行機に乗る。
帰りもゾロ目に見送られながらだった。ゲートがD33で、機体もボーイング777。
なんとなくマイアミあたりから感じていたけれど、北米よりも南米のほうが、繊細で清潔で人が優しいし、心が通じる感じがした。私はアメリカンスクールに通っていたので、北米文化には馴染みがあるはずなんだけど、どうしても親近感が湧かない。トランジットで立ち寄るはめにはなったけど、結果面倒くさく時間がかかっただけ。次回はタヒチ・イースター島経由で入りたいと思った。そのほうが、道中のんびりできて楽しそう。最後のフライトは12時間。さすがにもう戻れない、帰国するしかないところまで来ているのに、まだガラパゴスに戻りたくて悲しい気持ちになる。行きに見た『マンマ・ミーア』を再度見て、バットマンも見て、音楽聴きながらうたた寝して、ふと思い出した滞在中のエピソードや感じたこと等をちょこちょこ書き留めて、過ごした。
写真・文 岩本ローラ






















