環境にやさしい車利用のあたらしい形態「カーシェアリング」

先日、三井物産がカーシェアリング事業に参入するために新会社、カーシェアリング・ジャパン株式会社を設立したというプレスリリースを拝見しました。同社は、2009年1月より会員募集、東京都内でのサービスを開始し、順次事業拡大していく予定だそうです。

これからの新しい形の車を「所有する」から「利用する」への変化が見られそうですね。日本の新しい車社会の在り方や車が与える環境への影響などちょっと考えさせられるニュースです。単純に24時間いつでもちょこっと使えるとなればレンタカーで借りるよりも利便性があっていいですよね。

皆さんのお近くのエリアでも実際にこのサービスを利用されてみてはいかがでしょう。


三井物産 ニュースリリース
http://www.mitsui.co.jp/release/2008/1189131_2817.html


以下は「カーシェアリング普及推進協議会」さんから抜粋したカーシェアリングについてです。
カーシェアリングっていったい何?とかレンタカーとどう違うの?とかこれからの問題点などもありますよ。

確かに問題点を見ていて「うん。うん。」と納得していました。
日本人のクルマ好きな方の性質を考えるとなかなか普及は厳しいのかも知れませんが、環境に配慮したり新たな車社会が生まれる可能性もありますよね。


■ カーシェアリングとは

カーシェアリングとは、1台の自動車を複数の会員が共同で利用する自動車の新しい利用形態です。利用者は自ら自動車を所有せず、管理団体の会員となり、必要な時にその団体の自動車を借りるという、会員制レンタカーのようなものです。

1987年にスイスの学生の間で始まり、2006年末現在ヨーロッパを中心に 世界18カ国、600都市で34万8千人が11,700台の車輌を利用しています。

カーシェアリングは英語の語源から相乗りと混同される場合がありますが、基本的には会員が 1台の自動車を時分割で利用するもので、相乗りとは異なります。

■ カーシェアリングの意義

◆ 自動車による環境破壊の抑止
自動車の総台数を減らすことにより、二酸化炭素による地球温暖化の抑止、
エネルギー消費量の削減および都市の交通渋滞緩和、迷惑駐車の低減、
自動車事故発生の低減に貢献します。
乗用車1台の年間二酸化炭素排出量は平均1トン近くあります。
また日本の乗用車全体のエネルギー消費量は全エネルギー消費量の約10%です。
電気自動車やハイブリッド車は環境にやさしいので、
共同利用することにより環境破壊抑止の効果がさらに高まります。

◆ 自動車の所有者の経費節減
自動車取得費、維持費用を削減し、都市部の駐車場不足による高額な駐車場料金を
会員間で分担できます。
共有する人数が多くなれば会員一人当たりの経費は少なくなります。
欧米では1台当たり約30名の会員で共有しています。
さらにマイカーを資産ではなく経費として考えることにより、その都度これは自動車で
行くべきか、徒歩あるいは自転車、公共交通でも良いのではないかということを考える
習慣がつき、自動車の使用が減少します。

■ レンタカーとの違い

◆ 会員制であること
ある地域に限定したコミュニティーの中で会員どうしで自動車を共同利用します。

◆ 短時間の利用が可能
レンタカーは短くても 6時間が最低貸出し時間ですが、カーシェアリングの場合は
30分からでも借りることが出来ます。

◆ 無人での貸出し・返却が原則
IT技術を利用しているため、インターネットを通じて利用予約し、車の利用状態も
管理センターにて自動的に把握できますから貸出し手続きに時間を要しません。

◆ 貸出し・返却場所の利便性が良い
貸出し・返却場所は住んでいるマンションの駐車場、通勤駅の近くなど会員が利用
するのに便利な場所に設定されます。

■ カーシェアリングの将来性

◆ 技術的進歩
・インターネットを通してパソコンまたは携帯電話からの予約、取消しが簡単にできるようになりました。
・ICカード利用技術の発達により、他のカードとの共通化など利便性が高まっています。
・テレマティックス技術によりリアルタイムの自動車への情報送信および自動車の状況把握が可能となりました。
・電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車による低公害車の開発に拍車がかかっています。

◆ 社会環境の変化
・自動車による環境破壊、都市交通問題への対策が急務となっています。
・長引く不況により、ファイナンスプランナーから経済的負担の多い個人の自家用車所有を見直すアドバイスが出されています。
・同様に企業の社有車の経費削減策のひとつにも当てはまります。

◆ 住宅事情
日本は住宅が密集していて、そのために駐車場の確保が容易でないという問題がありますが、狭い地域内に利用者が居住するという環境はカーシェアリングを行なうのに好立地です。

◆ 公共交通機関との連携
世界には車が無いと生活できない地域は数多くありますが、日本ではほとんどありません。
公共交通機関と連携して、効率良く、また環境に良い生活をするのにカーシェアリングは適しています。

■ カーシェアリングの問題点

◆ 車に対する強い所有意識
・日本人は特に自動車の所有意識が高く、マイカーを大切にし、車内をプライベートな空間としたがるために共同で使用することを嫌う傾向があります。
・車を磨くことが好き、ドライブが好きという方々は簡単にはライフスタイルを変えることはできないかもしれませんが、車が好きだからこそ、その環境を良くしていこうと考えることもできるはずです。

◆ 車の共同使用、貸し出しに対する過剰なまでの法規制
・道路運送法、道路運送車両法、レンタカーに関する基本通達などにより、レンタカーと同様に貸し渡し時の対面による人物確認、始業点検、返却後の車輌点検が義務付けられています。
・車庫法により使用の拠点から車庫までの距離などが規制されています。

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